「イカれチン↑」OGブランド、GETEMONTSの文脈で解釈すべき、なんだか圧倒的な無力感と虚無感あふれるパーカー出す。初期からのフォロワーの皆様わ以前見たことアルで賞か?まるでハーモニー・コリン監督の映画のあの悪夢のような、とてつもない重要な何かが過ぎ去った後の世界に残されたクソっ垂れた絶望感を服にしたようなユーロ古着の逸品デス。サイズ:不明 肩43cm袖58cm身幅50cm丈70cm状態:目立った傷や汚れなし素材:綿色:赤ピンク「この道しかない」と云ふ前日本国総理・安倍晋三のスローガンがマーガレット・サッチャーの「There is no alternative」から取れられたことわ明らかデスが、「オルタナティヴ=どちらかを選ぶ、二者択一」と云ふ意味含みのこの英単語。その上での「代替え案」わないと云ふこの「絶望感」。そんなこの時代の閉塞感をこれほど上手く表した服もない様な内容。ぺらぺらのコットン生地に色褪せた茜色ひょろりと力なく垂れたフードの紐の先にわポケットのフラップ。しかし何かを入れることが出来る筈のポケットわソコにわ無い。その代わりに「良くなる」と、「どんどん良くなる」と云ふプリントが施され、ソレわだんだんと小さくなりながら、時に黒線で消され、逆ピラミッド型の底に空疎にこだまして消えていくと云ふ意匠=衣装。一体何が良くなると云ふのか?そしてフラップをあげるとすべての意味が明かされマス。底に書かれているのわ「すべてがどんどん良くなる」マジ?背面にわ長くチープなzipperが付いており、この服わ(=この意匠にまつわる雰囲気わ)まるで「ただの着ぐるみなんだよ」とタチの悪い「Killing Joke」なんだよと、この雰囲気ですら簡単に脱ぎ去ることが出来るんだよ。と云ふ、途方もない虚無感。あまりのタチの悪いサディステックなデザインに、イギリスの鬱病デザイナーが考えたんかな?なんて思ってしまうこの資本主義リアリズム時代の閉塞感を見事に撃ち抜いたiLLな一枚。個人的にリック・オウエンスのダークな世界感に近いものがアルと感じマス。あまりのカッコ良さに一年以上出品取り消してましたが、今だからコソの再出品。美/醜とわ同じ意味だと云ふ言葉思い出すな。