オンラインの古着屋にて一目惚れし、20,000円ほどで購入。サイズが合わなかったため断腸の思いで出品します。テーラードジャケットにシンチバック。まあまあ、それくらいなら、いや勿論とても珍しい仕様ではありますけれど、存在し得るでしょう。いやしかし、そのシンチバックをギュウギュウに締めた状態をデフォルトとして仕上げてくるテーラードジャケットなんて無いでしょう。そう、このバックギャザー、実は既にしっかり縫い込まれたものなんです。シンチバックを解いても、ほらこの通り。(写真8枚目)テーラードジャケットというカテゴリの中でとびきりの個性を有していて、その時点で非常に魅力的で希少なヴィンテージである訳なのですが、このデザインを彼が、ロメオジリがリリースするという点もまた堪らないものがありまして。というのも、この人の本人のデザインの特徴として、身体に沿わせず、身体と布との“間”とそのドレープを巧みに扱う、というものがありまして、これでもかとワイドなバランス設計がされたものが少なくないのです。こんな、少し異様なバランス設計を御家芸としてきたロメオジリだからこそ、この縛りギャザーのデザインは新しい意味合いを持ちますし、当時のファンは「いつもの途轍も無いゆとりを、今回は畳むのね!」と意表を突かれたことでしょう。インターネットが現代に伝え損ねたレジェンドデザイナーの1人、ロメオジリ。ご存知の時点で、ファッションに携わっている業界人でいらっしゃる可能性が高いブランドですが、またこれもご存知の通り、デザインの効いた個体、それもイタリアメイドのオリジナルとなれば尚更出てくる数は僅少です。サイズ表記40肩幅:(37) *いせ込み強めのパフスリーブ身幅:46着丈:54袖丈:55yohji Yamamotodairikuyproject dressedundressedNEONSIGNnamachekoalyxKikokostadinovallege john lawrence sullinvanlittlebigsunseacrepusculebukhturu tokyothesakakisasquatchfabrixdegawelsullencomme des garconsneedles